月曜は休みを取り、土曜日チェックインの二泊三日でラヨーン旅行に行ってきました。
初めてのラヨーンですが宿泊先はある意味無難なラヨーン マリオット リゾート&スパ(Rayong Marriott Resort & Spa)にしました。
建物は11階建てで比較的低層、まだ新しくてロビーがカッコイイ。
ロビーは一階と二階にありますが、基本は二階ロビーがメインとなるみたいです。一階は人が居たり居なかったり、ほとんど居ませんでした。恐らく後述する団体向けの専用対応カウンターになるのかと思います。
二階のチェックインカウンター。
二階から敷地を眺む。
二階の飛び出たバルコニー部分から建物を眺む。
二階のバルコニーから左側を眺む。ガラスの部分はカフェレストラン(朝食ブッフェ)でここにもバルコニーが。
二階バルコニーから一階二階まとめて。
一階と二階を繋ぐ唯一の階段、吹き抜けになっており雨天及びその後しばらく使用不能。
一階のチェックインカウンター(普段は誰もいない)
一階から中庭方面。
一階中庭から振り返って。右の白いのがカウンター、ガラス戸の奥はボールルーム。
一階奥の会議室が並ぶエリア。このまま奥から中庭に抜けられれば便利ですが行き止まりです。上はカフェレストランですが導線はなく、エレベーターで登るか、ホテルの入り口まで戻って階段であがるかのみ。
オブジェを前から。
オブジェを横から。
中庭のフルーツ。
部屋は宿泊施設としては最下層の4階でした。全ては後述する団体客のせいかと思います。また、海沿いなのにマウンテンビューという最低の部屋。角度によってはそんなに悪くない景色なんですが、せっかく来るならやはりオーシャンビューを予約した方がいいと思います。
今回は、どうしてもこの日程でしか都合がつかず、あらかじめマウンテンビューを理解した上での予約でしたが、更に4階とはなかなかの仕打ちです。
面白い形。右側が海、つまりオーシャンビュー。
廊下、カーペット敷きの上冷房も効いていてとてもよかったですが、夜になると団体客の子どもが走り回っていました。
角度によっては意外と悪くないマウンテンビュー【1】
この出窓ベッドがとてもよかったです。
角度によっては意外と悪くないマウンテンビュー【2】
目の前の誰かの別荘。
バルコニーから頑張ればオーシャンビューになります。
室内は明るい色を基調としていて、天井も高く落ち着く感じ。ただ、バスルームが非常に不思議作り。(バスタブ、トイレ、シャワーブース)引き戸で仕切られており完全オープンになります。ハッキリ言ってこれの良さは全くわからず。チェックイン時はこれが全開にしてあり、息子がダッシュでバスタブに近づき、バスタブに刺さっているシャワーのカランを開けて部屋中濡れました。まあ、これはホテルの過失では無いことは理解していますがこんな作りでなければこうはならなかったことは確かです。
そして、この仕切りは当然非常に遮音性が低く、トイレの音は丸聞こえ。夜中に誰かが手を洗っただけでも部屋になかなかの音量が響きます。トイレとシャワーブースのドアはひとつのドアが移動してどちらかを閉めるタイプになっており、トイレに入っていればシャワーブースが見え、その逆もまた然りです。誰が何のためにこんな作りにしたのか全く理解できない。更に、シャワーブース側の内側にはドアをスライドさせる取っ手があるが、トイレ側にはなぜかなく、薄いツマミを頑張ってつかむか、ドアを直接なんとかしてスライドさせるしかない。シャワーブースはシャワーの固定具が壊れており残念。
また、なぜかドライヤーが無くフロントに伝えると持ってきてくれました。今回一緒に行った知人の部屋にはドライヤーが最初からあったので忘れていただけですかね。
天井高くいい感じ。
ベッドの足元当たり。
バスルーム全開。
バスルーム閉。
ひねってビショビショ。
バスルームの鍵、あっちを押さえながら、こちら側からも力を入れて回します。面倒。
シャワーブース。奥の手すりはいったい何用なのか、座ると届かず立つと邪魔。単なる設計ミスだと思いますが。
シャワーブース側の取っ手。
トイレ側のツマミ、このツマミを掴んでドアをスライドさせないといけません。
固定できない固定具。下のほうが外れてます。シャワーがグラグラします。
豪華とも、思考停止とも採れるTHANNのアメニティ。
部屋には出窓?のように飛び出てガラス張りになっている部分があり、ここにマットレスが敷いてあります。この部分は昼夜問わず非常にいい感じでした。景色はバッチリ隣の別荘が見える感じでしたが、それでも居心地の良さを感じる素敵な空間でした。が、ここのカーテンにもシミがあり残念。テレビの横にポットなどのちょっとしたものを置く場所がありますがここにも謎の穴がありました。
金具が外れたまま?の引き出し。
謎の穴。
出窓の壁にも穴。
素敵な出窓。
カーテンのしみ。
プールは2つあり、長細く浅くくねくねした形のかなり大きなプールの他に、一般的な四角い形のプールがあります。大きなプールの方が写真映りがいいですが使い勝手はあまりよくなかったです。段々と深くなっていく部分があちこちにあって子供用にはいいのですが、深くなっていったあと、また一瞬浅くなる部分があり、大人はそこで足を必ずひっかける仕様になっています。大きなプールの端っこには水槽があり魚が見える面白い仕様になっていますが、ガラスがまあ汚かったです。また、ホテルの横にレジデンスがあり、プールがパット見つながっているように見えますが、実際は繋がっていないし、ホテル宿泊客は使えませんのでこのあたりも注意です。
他に、導線が非常に悪いのが気になりました。大きなプールにはまっすぐ行くことができず、左からぐるーっとマリオットのロゴの前をとおって一番右まで行かないといけません。小さいプールへ行くには一度丘を登って右へ左へ無駄に歩いた後、せっかく登った丘を降りてやっと到着です。更にプール同士の導線は「無い」と言ったほうが正しいです。一度、海岸に出て近くない距離を歩くか、一度一階まで戻って最初からやり直すかです。
また、大きなプールにスライダーが2つあります。どちらも最後のプールへの着水間際に90度折れ曲がっており、見るからに危なそうだなと思っていたら案の定危険でした。実際に滑ってみたところ、流れに身を任せていると折れ曲がっている部分で横からすごいショックがあり、まともに着水できません。見ているだけでも数人が実際に軽い怪我をしていました。一度滑って泣いている子どもも何人も居ましたし、最後、スライダーからはみ出そうになっている人も見ました。本当に大きな事故がいつか起きてもおかしくないと思います。マリオットの名にかけてすぐに潰すべきですねこれは。更にひどいのは、このスライダーが危ないとわかっているスタッフがそれを見てニヤニヤ笑っていたことです。今まで滞在したマリオットでも、このプールとスタッフは最低でした。
あと、プールに行くには1階から中庭に出ていくのですが、そのスロープが非常に危険だと感じました。広く開放的ですが手すりもなく、スロープの半分は屋外で雨に濡れます。そのうち滑って誰かが大怪我すると思います。
※以下のドローンからの2画像は下記リンクの方の撮影されたものを使用しています。
http://www.thailandfromabove.com/rayong-marriott-resort-spa/
公式画像。見えている建物は全てレジデンスで、ホテルのプールは左半分のみ。
赤枠で囲まれた部分はレジデンス用のプール。
赤が大きなプールへ、青が小さなプールへの道。
ホテル内のレジデンスの販売ブース。
Phuphatara Rayong
http://www.phuphatara.com/rayong/home.php
危険なスロープを外から。
つるつるスロープを中から、よく見ると半分濡れているのが分かると思います。
プールへの道のり。
大きなプールからマリオット側。
大きなプールから海側【1】
大きなプールから海側【2】
大きなプールから海側【3】
危険なスライダー。
プールの縁から。
プール横の水槽、水の奥側はプール。
小さなプール(といっても比較の問題で結構長い)は使いやすくよかったです。海も直ぐ側にあり、海側の側面はプール内でベンチの様になっていて座ることができます。
個人的には大きなプールより人も少ないし、リラックスして楽しめました。
ただ、ここにも残念ポイントがあり、プールへの手すりがサビて割れてトゲトゲのまま放置してありました。手すりの角の裏の部分なのであまり触ることは無いとは思いますが、知らずにさわると間違いなく出血コースです。
また、小さなプールの直ぐ側に子供向けの、常に水が落ちてくる浅いプールもありました。
階段と小さなプールと海。
プールからマリオットを振り返って。
小さなプール【1】
小さなプール【2】
危ない手すり。
プールのすぐそばの海。
水の落ちてくるプール。
小さなプールへの道中にはパターゴルフ場。
道中にはトランポリンも
キッズルームが小さいプールの裏ぐらいにありますが、特に何の魅力もない上にどよーんと暗い施設でした。入った瞬間は2階建てでワクワクしますが、本当にこれといった遊び道具もなく、感じの悪いトレーナーが偉そうに何もせずに立っているだけ。2階へあがる階段は狭いものと広いものがあり、広い方はキッズルームなのに低い手すりがなく何も考えられていない感じ。
キッズルーム外観。
なぜ暗いのか、カメラの問題ではない。
手すりのない階段と感じの悪いトレーナー?
朝食ブッフェは本当に美味しかったです。二日目の朝は社員旅行とそのお連れの方達でごった返しており、私が帰る頃は入りきれず待ちになっていましたが、待ちの間にもジュースとパンが食べられるようになっていたのは、お行儀は別としていいと思いました。その次の朝は中国人ツアー客がなぜか旅行かばんをもったまま突撃してきていましたが、それを除けばかなり高得点です。
写真を撮影したもの以外にも和食や豚まん、しゅうまい、インドカレーなどもありました。
中から入り口。奥の方に今から突入してくる中国人ツアー客が見えます。
座席の間が広く天井が高いので気分がいいです。
パン。
シリアル。
はちみつ。
パンケーキ、キッシュ、ベーコン。
生ハム、ピクルス。
ハム。
なぜか離れた場所にあるチーズとシャカシャカサラダ(メイソンジャーサラダ)のもと。
切り分けるのが結構大変、皿を置いておくところがない。
おかゆコーナー、イカ。
おかゆコーナー、調味料。
普通のジュース。
なぜかコップ入り、瓶詰めジュース。
生搾りジュース、パイナップルがすごく美味しい。
■まとめ
写真にも少し出てきますが、カンファレンスルームが多く、企業研修、及び企業向けのツアーを多く受けているのだと思います。行った日は某大企業のツアーの団体客がおり、更に家族も連れてきており夜中までうるさかったです。次の日は大型バスが2台とまっており、中国人観光客の団体でした。こういった団体様と日程が当たらなければ静かで綺麗でいいホテルだと思います。ただ、スタッフの質は悪いし、細かい所がボロ(できてまだ新しいのに)かったり、汚れていたりというのが気になりました。ボロいぐらいならまあいいとしても、プールのスライダーや手すりの部分は危ないので早急に直してほしいですね。
また行きたいか?と聞かれると非常に微妙ですが、朝食はおいしかったし、ポテンシャルは高いホテルだと思います。
■よい宿泊にするためのポイント
まず「オーシャンビューを選ぶこと」です。マウンテンビューも悪くはないですが、せっかく海岸へ来て山を見るのは馬鹿げています。
次に「団体客の利用の無い日を選ぶこと」です。「ツアー客の有無」の確認だと、企業の社員旅行の可能性があるので、とにかく団体客が居ない日を選ぶといいと思います。
このふたつのポイントを守ることで滞在の魅力はかなりアップすると思います。
■おまけ
雨が降るとカタツムリがあちこちにでてエラいことになっていました。雨が上がったあともその死体(敷地内カート及び人に踏み潰された)でぐちゃぐちゃでした。
自然ではありますが、リゾートとして何かしらの対応をしたほうがいいレベルです。
ラヨーン マリオット リゾート&スパ(Rayong Marriott Resort & Spa)
ラヨーン マリオット リゾート&スパ(Rayong Marriott Resort & Spa)
99/5 Moo 2, Pae-Klaeng-Kram Road, Chakpong, Klaeng, Rayong 21190
038-998-000