HSコードとは、貨物の輸出入時に用いる世界共通の分類番号です。タリフコード(Tariff Code)と呼ぶ場合もありますが、意味は同じです。
以下、詳細は郵便局WEBサイトから
HSコードとは、国際貿易商品の名称及び分類を世界的に統一する目的のために作られたコード番号であり、貨物を輸出入する際の品目分類に用いる輸出入統計品目番号のことです。
輸出入統計品目番号は、輸出入されるあらゆる品目を9桁又は10桁の数字で表します。(最初の6桁は世界共通の番号で、後の3桁又は4桁は品目をさらに細分化するために使用されており、各国によってその番号は異なります。)
HSコードが税関告知書に記載されることによって、日本からの輸出及び名あて国での輸入通関の際、税関職員がそのコードをもとにして該当する品目の関税等の税率を容易に調べることができますので、通関手続の時間短縮に資するものとなります。
EMSラベルへのHSコードの記入は必須ではありませんが、未記入の場合は通関手続に時間がかかることがあります。HSコードをお調べになりたい場合は、最寄の税関官署にお問い合わせください。(HSコードの詳細については、税関ホームページでも確認できます。)
■EMSラベルにある「HSコード」とは何ですか? – 日本郵便
https://www.post.japanpost.jp/int/question/120.html
一般人の生活には関連の無さそうな単語ですが、日本に住む知人からタイへと荷物を送ってもらう際にもHSコードの記入欄があります。
未記入でも問題無い場合がほとんどですが、未記入の為、懲罰的な関税を課されるケースも耳にします。
可能であれば、記入が無難ですが、これを探すのがなかなか難しいのですが、以下に何種類か方法を紹介します。
題名に「タイで」と書きましたが、HSコード自体は世界共通のコードであるため、日本の製品であれば日本で確認することができます。
【1】日本の税関に聞く
シンプルで、最初に試してみるべき方法です。担当者が悪かったり、製品が一般的なものではない場合ははっきりとした回答が得られないことも多いです。
■輸出入通関手続や税番・税率等に関するお問い合わせ
http://www.customs.go.jp/question2.htm
【2】メーカー(製造元)、及び販売業者に聞く
メーカーがドメスティック企業で輸出を行っていない場合、そもそも知らない場合もあります。
また、担当者をたらいまわしにされることもありますが、税関よりもはっきりとした回答が手に入ることが多いです。
ただ、先方の業務を増やすことになるので、嫌がられる場合や、「回答できない(教えられない)」と回答されることもあります。
【3】タイのNTRというWEBサイトを利用する
英語とタイ語の製品名からHSコードを検索することができます。
HSコードは基本的には世界共通ですが、末尾の分類は国によって違う場合もあり、タイの情報がてにはいります。
ただし、なぜか検索にかからないものも多いです。
■Thailand National Trade Repositry(NTR)
http://www.thailandntr.com/
その他の方法
私が使う方法は以上ですが、JETROのWEBサイトにはここでご紹介した以外の方法もあり参考になります。
■世界各国の関税率を調べるには(JETRO)
https://www.jetro.go.jp/lib/tariff/